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 BMWの電気自動車(EV)「i3」や「i8」の開発を統括した経歴を持つUlrich Kranz氏が、Appleの従業員となっているようだ。Bloombergの米国時間6月10日付けの記事によると,苹果はこの数週間に克兰茨氏を採用した。克兰茨氏は最近までEVの新興企業Canooの最高経営責任者(首席执行官)だった。同氏は,苹果の自動車チームを率いるとみられる。同社は,“苹果汽车”などと広く呼ばれている自動運転車を開発していると長く憶測されている。

苹果
提供:Óscar Gutiérrez/CNET

 米CNETはAppleにコメントを求めたが回答は得られていない。また、KranzのLinkedInのページにはまだ最新の情報が掲載されていないようだ。彭博社によると,克兰茨氏は,道格场氏の直属となる。场氏は,特斯拉に長く勤めた経歴を持ち,現在苹果车プログラムを統括しているとみられている。克兰茨氏を雇用したことは苹果にとって大きい。同社が自動車のソフトウェアのみではなく,車両の開発を全力で進めていることを示唆する最も大きな証拠のようだ。

 2020年末には、Appleの自動運転車は早ければ2024年に登場する可能性があると報じられた。また,苹果车車両の製造を支援するパートナー候補との協議を進めているとされた苹果は1月,現代自動車(ヒュンダイ)そして起亜自動車と,苹果车プロジェクトをめぐって協議していたと報じられた。しかし両社はプロジェクトへの関与を否定した。直近では,苹果が中国の大手EVバッテリーメーカー寧徳時代新能源科技(CATL)や比亜迪(比亚迪)と協議しているとの報道もあった。この報道によると,苹果は,苹果车のバッテリーを提供する製造施設を米国に建設することを求めているという。また同社が,社内開発した何らかの画期的なバッテリー技術を保有しており,製造の支援を求めている可能性もあるかもしれない。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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